前回は100万円が100億円になったEAを紹介しましたが、今回は複利運用に必須のEAの複利設定方法と複利の計算方法はどのように行うのかを紹介したいと思います。
複利運用を考えている人にとって、必要不可欠で重要な知識になりますのでチェックしてくださいね。
複利(MM)の設定方法
まずは複利(MM)の設定方法を解説します。

赤く囲った箇所が複利設定の項目になります。
複利設定のあるEAでは、大体の場合「MM」という表記があります。(今回はPips_Miner_GBPUSDを参考にしています。)
MMにはTrueとFalseがあり、「True⇒複利運用します」、「False⇒複利運用しません」という設定です。デフォルトはFalseであることがほとんどです。
「MM=True」にした場合、他の箇所でLot=1やLot=100に設定しても反映されず、
MM Percent(画像はMax_MM_Percent)というところで記入したロット数が最優先されます。
MM Percentというのは、「資産のいくら分をロットにしますか?」という意味です。
例えば、MM=True、MM Percent=10
とすると資産の10%分のロット数を持ちますよという命令になります。※厳密には資産というより余剰証拠金で、設定で変更可能(後述します)。
- MM:true⇒複利運用、false⇒単利運用
- MM_balance_mode:true⇒残高ベース、false⇒余剰証拠金ベース ※false推奨
- Setting_MM_Percent:運用比率
- Max_MM_Percent:最大運用比率
※設定しておくとSetting_MM_Percentで間違った値を入れてもMax_MM_Percent以上のパーセントにはなりません。
《設定値》
MM=true、MM_balance_mode=false、Setting_MM_Percent=10、Max_MM_Percent=30
《口座状況(余剰証拠金)》
上記のように設定して、全くポジションを持ってない状態で口座に100万円(余剰証拠金100万円)ある場合
《保有するロット数》
100万円×10%=10万円⇒1Lotのポジションを持つことになります。
他にポジションを持っていた場合は余剰証拠金も減りますので保有するロット数も変動します。
ですので、複利運用を行いたい場合は追加口座を申請してそちらで個別に運用するのがベストです!
複利運用の設定まとめ
だけど、前回解説した通りかなり長期的な視点が必要やからそこだけ注意な!
今回は、複利運用に必要な設定方法を解説しました。
設定方法は一度知れば簡単なので、複利運用をしてみたいなと思っている人は是非一度運用してみてくださいね。

EA運用を始めたい人向けにFX口座解説方法から、実際に運用を開始するまでの手順や知識を解説しています。
とりあえずやってみようと思う人は記事を読んで運用にチャレンジしてください!

どんなEAを導入すればいいかわからない。
そんな人向けにおすすめのEAをランキング形式で紹介しています。
とりあえず、EA運用を始めたいけど、どのEAがいいかわからない人は要チェックです!