そもそもやけど、チャールズダウって人が見つけた理論で、今のウォールストリートジャーナル(WSJ)の初めての編集者でありそのWSJの会社ダウジョーンズの創立メンバーやねん。
でも最後まで本を出版せんかったんよな。その弟子にあたるような人たちが記録を集めていろいろ書いてくれてるねん。
ただ、日本語訳でいいのは全然ないし、なんか違うように翻訳されたりしてるからこうなったら一度はニューヨークに猫留学にいってたはるかみが英文を読み解いてやろうと!
じゃあ、なんかムカツクけど英語は任せた(笑)
というわけで、投資で一番重要とも言えるダウ理論を原文の英語からしっかり読み解いていきましょう。
目次
ダウ理論の原文解説
The Dow Theory is made up of six tense,and all traders who decide to use technical analysis should know these 6 principles,as they will help them to better understand how the markets work.
では、早速その6つの原則を見ていきましょう!
- The Averages Discount Everything
- The Market Has Three Trends
- Major Trends Have Three Phases
- The Averages Must Confirm Each Other
- Volume Must Confirm the Trend
- A Trend Is Assumed to Be Continuous Until Definite Signals of Its Reversal
原文通りに書きましたが、それぞれ解説しますね。
1.The Averages Discount Everything
情報やニュースなど需要と供給の両方に影響を与えるものは、価格に反映される。
例)大統領選など
2.The Market Has Three Trends
トレンドは長期・中期・短期の3つに分類されます。
(1)プライマリー
プライマリートレンドは一番大きなトレンドです。
このトレンドは1年以上続きます。価格が上昇するときには市場は上昇し、価格が下落するときには市場も下落します。そのため主な傾向は価格の上昇または下降です。
(2)セカンダリー
セカンダリートレンドはプライマリートレンドの調整を行います。
期間は大体3週間~3ヶ月です。以前のトレンドから3分の1〜3分の2の調整を行います。
(3)マイナー
マイナートレンドは一番短く3週間以下で起こります。
トレンドの動きはセカンダリートレンドと関連づいています。
3.Major Trends Have Three Phases
主要なトレンドには3つのフェーズがあります。
これはトレンドを考える上で最も大事なことです。
(1)Accumulation Phase (先行期)
最初の段階において投資家たちがマーケットの転換点であると信じ、行動しはじめるフェーズです。
(2)Public Participation Phase(追随期)
この段階においては、価格は急速に上昇(または下落)し経済ニュースは楽観的になります。
(3)Distribution Phase(利食い期)
の段階では、経済状況とニュースがピークに達した際に起きます。
メディアが強気の記事を発表することにより多くの投資家が活気付き、さらに一般の国民までも参入するようになります。
4.The Averages Must Confirm Each Other
価格の相関性を確認することです。
原文ではIndustrial(ダウ平均)とRail Average(鉄道平均)の相関について述べています。
以前、このサイトでも相関・逆相関について詳しく説明していますので、そちらもご覧ください。

5.Volume Must Confirm the Trend
トレンドは出来高を伴う必要があるということです。
ダウはプライスアクション(値動き)を注視していました。というのも、売り・買いの一番のシグナルは価格の動き方にあると考えていたためです。
2番目に重要視していたのが、出来高です。
出来高はPrimary Trendの方向へ拡大していく必要があると考えていました。「出来高を伴わない上げ・下げはダマシが多い」というのはここからきているのですね。
6.A Trend Is Assumed to Be Continuous Until Definite Signals of Its Reversal
トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続します。
ダウは「マーケットノイズ」の有無に関わらずトレンドは存在し続けると信じていました。
市場は短期間においてトレンドの反対方向に動く(マーケットノイズ)ことはありますが、すぐに以前の動きに戻ります。ただし、トレンドには終焉があり、それには明確なシグナルがあると考えていました。
では、ダウの言う「明確な転換シグナル」とはどういったものでしょうか?
答えは…
「最高値(または最安値)のひとつ前の安値(または高値)をブレイクすること」
です。
詳しく図で見ていきましょう。
上昇トレンドの場合
最高値のひとつ前の安値をブレイクすること

下降トレンドの場合
最安値のひとつ前の高値をブレイクすること

まとめ
「ダウ理論において、市場での出来事はマーケットにも反映されるし、それがトレンドの形成にもつながる。トレンドには3つの種類があって、その中で一番大きなプライマリートレンドには更に3つの段階があるんやな!
プライマリートレンドの形成には大きな出来高を伴うし、もちろんトレンドの中に調整(上昇トレンド中の下落)も起こる。
ただ、明確な転換シグナルが出るまでは、トレンドは継続する。」
ってこと!
エリオット波動とかもダウ理論を元に出てきた分析方法やし、そこを学んでみるのも面白いで!
ダウ理論と平行線だけではるかみはトレードしてるし、正直それ以上なくても全然勝てる!要するにSimple is the bestやな(笑)

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